リハビリテーション=機能回復訓練です。機能回復訓練では障害を治すだけでなく、障害を持った患者様がより快適な生活を過ごすことができるような支援(個別訓練・物理療法・日常生活訓練)を提供しています。
当院には、10名の理学療法士及び4名の作業療法士、3名のアシスタントが在籍し、手術・受傷後のリハビリやスポーツ障害等のリハビリから、介護保険(介護予防通所・訪問看護)を利用してのリハビリまで、幅広く実施しています。
身体機能障害に対して、医師の指示のもと、個別にて基本動作能力(歩行など)の回復を図るため、治療体操や運動療法、電気刺激・温熱・レーザーなど物療機器を使いながら行います。
当院では日常生活動作及び家事などの日常生活関連動作に対して作業療法を実施しています。主に上肢・手指を対象とした機能訓練・及び効率よく生活動作が行えるための動作指導などのアプローチを提供しています。
また、関節リウマチの患者様に対して発症早期~慢性期の時期に合わせた機能訓練・関節保護指導を行っており、福祉用具・自助具などの選定も行っています。
対象疾患は運動器・脳血管・呼吸器であり、関節リウマチや整形外科疾患を中心としたリハビリテーションを提供しております。主な疾患は五十肩、膝関節痛(変形性膝関節症、半月板損傷、オスグットなど)、腰痛(腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、ギックリ腰など)、股関節や足部、手関節、肘関節の痛みなどです。
他院での手術後(人工関節術後など)のリハビリも行っています。
スポーツ分野では捻挫や肉離れ、競技復帰へのコンディショニング(テーピングなど)を含めて対応しています。
※待ち時間の緩和を図るため、完全予約制でリハビリテーションを提供致しています。
当院は19床の入院施設があり、全ての皆様にリハビリを提供しています。(手術は人工膝・股関節、膝関節鏡手術、手指伸筋腱縫合術、外反母趾矯正術など)在宅復帰に向け機能面だけではなく、住宅改修・介護保険申請など生活全般にわたりサービス致します。
最近では薬物療法の進歩により、痛みや炎症を抑える効果が期待できるようになりました。しかし、薬物療法の効果に期待し過ぎて、関節を動かさないでいると、関節が固くこわばってしまうことがあります。リハビリは家庭でも毎日行うことで、関節の機能障害を抑えることができます。
また、痛みなどの症状が軽くなっても、関節に過度の負担がかからないように気をつける必要があります。関節に負担がかからないような工夫もリハビリの大切な役割です。
関節リウマチの治療には、薬物療法や手術療法などがありますが、これらの治療とリハビリを組み合わせて、よりよい日常生活を送れるようにします。
関節リウマチのリハビリには、大きく分けて理学療法(物理療法、運動療法)、作業療法、装具療法などがあります。
物理療法は、血液の循環を良くしたり、筋肉の緊張をほぐしたりすることで、関節の痛みや腫れを軽減します。ホットパックやパラフィン浴などを利用した温熱療法もあります。
また関節リウマチでは、関節の痛みや腫れだけでなく、強い疲労感を感じたり、だるさを感じたりします。
作業療法では、運動機能だけではなく患者さんの精神機能の維持・改善を行います。